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2012年5月18日金曜日

【日韓】H2A:18日未明打ち上げ 韓国衛星搭載…種子島



- H2A:18日未明打ち上げ 韓国の観測衛星を搭載 -

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日未明、韓国航空宇宙研究院の観測衛星
「コンプサット3」と、JAXAの水循環変動観測衛星「しずく」を搭載したH2Aロケット21号機を鹿児島県南種子
(みなみたね)町の種子島宇宙センターから打ち上げる。コンプサット3は三菱重工初の海外商業受注衛星で、
16日に現地で会見した並河達夫グループ長は「必ず成功させたい」。地元自治体も歓迎ムードで後押しする。

 コンプサット3は、高解像度の光学カメラを搭載し、地理情報解析や各種環境観測などを行う観測衛星。
しずくは、水が出す微弱な電磁波を検出し、水蒸気量や海面水温などを地球規模で観測。気候変動の研究や
気象予測などに活用する。

 種子島の1市2町は打ち上げに向け、韓国語のガイドブックを4500部作製。飲食店やホテルには韓国語
メニューを配った。3月には地元町長らが韓国衛星スタッフ約30人を招き、歓迎会もした。発射場がある
南種子町商工会の担当者は「しっかり協力して受注が増えれば」。種子島観光協会の山野文隆事務局長は
「外国人が大挙して来島することはこれまでなく、観光の好機」と話す。